大手消費者金融会社のアイフルを利用する中で、利息負担をおさえたいと考える方もいるのではないでしょうか。
そんなときにおすすめの方法が一括返済で、1日でも早く返済ができれば支払う利息をおさえることが可能です。
そこで今回はアイフルで一括返済をおこなうには、どうすれば良いのかについて解説します。具体的な解約方法をはじめ、利息軽減の効果などもまとめているので、実際に手続きをおこなう前にチェックしてみてください。
アイフルで一括返済をすることで利息負担を軽減できる理由
アイフルで一括返済をおこなうこととは、すでに借りたお金を一括で支払って返済することです。
まず、一括返済をすることで総利息額をおさえることができます。基本的に利息は返済期間が長いほどに多く支払わなくてはなりません。そこで一括返済して返済期間を短くした分だけの利息を減らせるようになります。
実際にアイフルの公式ホームページをチェックすると「早期一括返済のメリット」に関する記載があります。そこでも利息は利用した分だけであること、1日でも早い返済でその分の利息が軽減できると伝えているほどです。
注意点としてアイフルで一括返済をすることで、再度お金を借りたい場合は審査を改めて受ける必要があります。しかし、その点を除けばアイフルで一括返済をすることは大きなメリットがあり、利息を少しでも減らすために積極的に利用したい仕組みと言えるでしょう。
アイフルで一括返済をしたときに節約できる利息
アイフルの公式ホームページ内にある返済シミュレーションから一括返済をおこなった際に発生する利息(参考値)を算出できます。
金利18%で10万円借りた場合、半年間と2年間で返済した場合に発生する利息を比較してみましょう。
・2年間:19,684円
あくまでも目安となりますが、上記だけ見るとかなりの差額が出ることがわかるのではないでしょうか。また、借入金額が大きくなるほどに返済期間の違いで発生する利息の金額も変わります。
一括返済を決めたらアイフルに最終返済額を確認する
アイフルで一括返済をすると決めたら、前もって返済額の確認をしてください。なぜなら、一括返済の利息は日割り計算となるため、正しい最終返済額を支払う必要があるからです。
アイフルの最終返済金額は元金に利息、その他費用があります。なお、前回の入金から現在までに発生した提携先ATMの出金費用などはその他費用になると思ってください。
最終返済額の確認方法ですが、アイフル公式ホームページに「会員専用ダイヤル:0120-109-437」まで連絡くださいと記載があります。
この日に返済すると決定したら、平日9:00〜18:00の間に最終返済金額を確認しましょう。
そして、申し出た日のうちに一括返済をおこないます。もしその日のうちに返済ができない場合、一括返済する金額に違いが出てしまうことになります。そうなると再度連絡して正しい最終返済金額を確認しなければなりません。
アイフルで確認した最終返済金額を支払う
アイフルの一括返済は以下の5つの方法の中から対応が可能です。
・アイフルATM
・振込
・提携先ATM
・コンビニマルチメディア端末
ただし、返済する方法によって1回あたりに返済できる金額が違います。もし最終返済金額が高額になる場合、返済金額に上限設定がないアイフル店舗もしくは振込を選ぶようにしてください。
1回あたりに返済可能な上限金額は以下のようになります。
・アイフルATM:紙幣99枚まで
・振込:上限金額なし
・提携先ATM:提携先により上限金額が異なる
・コンビニマルチメディア端末:30万円が上限(ファミリーマートのFamiポートが利用可能)
一括返済をおこなう際は手数料が発生します。(アイフル店舗、アイフルATM以外から一括返済をおこなう場合)
そのほかに振込で一括返済する場合、利用する金融機関によって発生する手数料に違いがあります。また、提携先ATM、コンビニマルチメディア端末から一括返済をおこなう場合に発生する手数料は以下を参考にしてください。
1万円以下:110円
1万円以上: 220円
一括返済をおこなう場合に最終返済額は1円単位で支払う必要があります。しかし、返済方法によって1円単位の返済に対応していないので注意が必要です。
・1円単位の返済に対応している方法:アイフル店舗、振込、コンビニマルチメディア端末
・1円単位の返済に対応していない方法:アイフルATM、提携先ATM
ATMで一括返済をおこなった場合の端数の支払い
アイフルの一括返は最終返済金額を1円単位で支払わなくてはなりません。しかし、アイフルATMや提携先ATMは硬貨に対応していないことから紙幣でのみ返済となります。ちょうどの金額にならない場合はどのように対応すべきか気になる方もいるのではないでしょうか。
たとえば、最終返済金額が10,500円だった場合、返済は紙幣でしかおこえないことから10,000円のみの返済をしたとしましょう。その場合、端数となった500円は無利息残高扱いになります。この無利息残高は利息が発生しないですし支払い期限もないので、いつ返済をおこなっても問題のないお金です。
しかし、これからもアイフルを利用する予定があれば返済は早めにおこなうことをおすすめします。無利息残高を放置したままでいるとアイフルからの印象が悪くなってしまうからです。
無利息残高はアイフルの店頭窓口、銀行振込で支払いができます。もし振込先を確認したい場合は、アイフルの会員専用ダイヤル:0120-109-437に平日9:00〜18:00までの間に問い合わせてください。
多めに返済した場合は預り金扱いになる
無利息残高を残したくない方は、あらかじめ多めの返済をする方法があります。たとえば最終返済金額が10,500円のところ、アイフルATMや提携先ATMより11,000円を返済したとしましょう。その場合、差額の500円はアイフルの預かり金扱いになります。
預かり金は以下の方法でアイフルから返却してもらえます。
・銀行振込
・郵送
該当のある場合は自分からアイフルに連絡してください。申し出ればスピーディーに返却をしてくれます。
アイフルの一括返済をしても解約扱いにはならない
アイフルで一括返済をおこなった後は取引がなくなるものの契約自体は残ったままです。もしアイフルの契約そのものも解約したい場合、別途解約手続きをおこなってください。
アイフルとの契約が残ったとしても手数料なども維持コストはかかりません。今後、アイフルを利用する可能性があるのでしたら、そのまま残しておいても良いでしょう。
しかし、今後住宅ローンや自動車ローンの契約の予定がある、アイフル以外の他社で借り入れをしている場合は解約をしておいた方が無難です。審査通過に影響が出たり、現在の利用限度額が減額となったりする可能性もあるからです。
アイフルの無利息サービス期間内の一括返済は利息が発生しない
アイフルを初めて利用する方にかぎり、30日間の無利息(利息0円)サービスの利用が可能です。この無利息サービス期間内に借りたお金を一括返済すれば、利息はかからないことになります。
たとえば20万円を借りた場合、期間内に20万円の元金を返済すれば利息を支払うことなく完済となるのです。
しかし、無利息サービスには適用期間が決まっていて、アイフルでは契約日からサービス開始となりますので注意してください。たとえば契約日から15日後に初めてお金を借りた場合、残りの無利息期間は15日間となり、その期間内に返済をしないと利息を支払わないとなりません。
短期間で返済しようと考えている場合、無利息期間内の一括返済を忘れないようにする必要があります。
返済が遅れた場合はアイフルから一括返済の催促が入る
アイフルへの返済が遅れた場合、アイフルから一括返済をお願いされることがあります。そして、この一括返済のお願いを無視することで、利用停止になったり裁判を起されたりすることもあります。
一括返済が困難なときはアイフルに連絡して毎月の返済について話し合ってください。さらに返済が遅れたままでいると遅延損害金も発生するので早めに対応しなくてはなりません。
まとめ
アイフルの一括返済をおこなうことで、支払う利息をおさえられる効果があることがわかったかと思います。
こちらでは、一括返済をおこなう方法をはじめ、実際に手続きをおこなう前に知っておくと便利な知識も解説しました。アイフルの会員専用ダイヤルで最終返済額を確認して、決まられた日に返済をおこなうだけで他に難しい手続きはありません。
1日あたりの上限や1円単位の支払いができない方法もあるので、その点に注意したうえで手続きを進めてください。